無双OROCHI2発売決定ですって奥様!!
そんな中、如何お過ごしでしょうか
【続きを読む】からどぞ
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今日はいい日だ。幸村の髪に頬ずりしながら思う。
幸村の髪は一見ごわごわに見えるが意外と軟らかく、陽だまりの様な良い匂いがする。その匂いは艶の有る媚を売る様な汚らわしい悪臭ではなく、厳冬の日の暖かい縁側に似ている。
何時までも此処に居たい…そんな気持ちにさせる。
オレをこんな気持ちにさせるとは、さすがだ幸村。
ああ好きだ、大好きだ、やばい、オレはこのまま憤死しそうだ。責任を取って嫁になれ。
嫁になったら幸せにするぞ。今のお前は小さいのを気にしているようだが、大丈夫だ問題ない。大体小さくてもオレの可愛い幸村に違い無いからな。そうだ、巷では新婚旅行とやらが流行っているらしい。くだらんが、お前とならばいいのかも知れぬな。どこに行こうか。お前は意外と生き物が好きだったな、熊を育てている処が有るらしい。其処に行くか。熊鞍を附けて2人で乗ってみるか、当然お前が前に乗るんだぞ、前屈みになったお前と後ろにはオレ…傍から見るとアレの様に見えるらしい。
見える、でなく、いっそ犯るか。挿れたまま
『おい、三成』
『なんだ、曹丕』
ちっ、今いい所を邪魔しおって
『貴様の気持ち悪い妄想をいい加減やめろ』
『ふん、嫉妬か?醜いな』
『黙れ、ご都合主義が』
全く無粋な奴だ。オレが幸村と発禁事をしようが貴様には関係なかろう。口五月蝿い左近と離れて悠々自適な生活にコイツは何時も水を射す。お前、奥方よりも細かいんじゃないのか?そう言えば、あの奥方も何かと世話を焼きたがる…全く似たもの夫婦だ。オレならば3歩下がって奥ゆかしいそれでいてオレの事を見ていてくれる純粋で…そう、幸村、お前は本当に良妻賢母だ。すりすりしたくなるぞ。
『み三成殿』
『なんだ、幸村』
どうした幸村、頬が真っ赤だぞ。しまった、すりすりし過ぎで頬を擦りむいてしまったか。でも赤い顔のお前も可愛いぞ。潤んだ瞳なぞ、誘っている様だ。そうか誘っているのか、この恥ずかしがり屋め、其処も可愛いな、さすがだ幸村。
『それは違うぞ三成』
む
『なんだ貴様も混ざりたいのか』
『だから気持ち悪い事を言うな、益々斬りたくなる』
『ふ、斬れるならな』
とりあえず、幸村を下に下ろし、肩を抱きながら、気持ち悪い曹丕を相手してやる。先日真田の女狐が嬉しそうにオレ達がくんずほぐれつなる気持ち悪い冊子を手にしていたが…。あ、悪寒が。全く、あの女狐、幸村の忍びでなけりゃ、薙倒しているのだが。
あ
『違うぞ、幸村』
『そうだ、友情以上にオレはお前となるのだからな、幸村』
『また妄想癖が始まったな』
『羨ましいだろう。だが、やらん』
『貴様のモノではなかろう』
ん?
また幸村の頬が赤くなっている。愛い奴だ。
『も申し訳御座いません。また私は無粋な事を言ってしまったのでしょうか』
『そうではないぞ、幸村』
なでなで
あぁ、可愛い。噛まずに丸ごと飲み込みたいくらいだ。
『…時に、幸村よ』
『は』
何だ曹丕、幸村に話しかけるな、ムカつく。
『(怒)…、幸村、貴様、何処から来た』
『え?あ、蜀からです』
『…東南の拠点から貴様が通過した報告は受けて居ないが』
『はい、行きに失礼してお騒がせしてしまいましたので、今回はご迷惑をお掛けしたくないと思いまして』
『で?』
『失礼ながら、この渓谷沿いに通過させて頂きました』
やはり
『此の渓谷沿いの先に補給拠点を造られていらっしゃるようですから、此処から降りて川沿いに進もうかと思っていました』
さすがだ幸村。お前には此の綻びに気付いていたか。
『行きは…つい三成殿にお会いしたい、などと考えてしまいまして…』
『オレもだぞ!!』
『あ、あの、ご迷惑では』
『何を言う大歓迎むしろずっと居ろ』
『黙れ、気持ち悪い(怒)』
ち
折角の幸村の告白に水を射しおって。
『やはり、あれが提案していた事は相違なかったな』
曹丕はふと渓谷を眺めながらつぶやいた。思うはあの飄々とした蜀の軍師。
『そうだな。補給拠点設営同時に此の渓谷の川を塞き止める壁を造る。水は溢れない様に調節し、有事の際は決壊させ水攻めにする』
『つまり、策の有る者なら此処を使い、我等を陥れる…此の綻びは放っておけば脅威であったな』
幸村はオレ達を見てぽかんとしている。
此の抜け穴を見つけたのはまぐれの様に一見見えるが、オレには判る。あの真田の子だ。無意識に選別出来たのであろう。どんな悪戦況も高度な軍略で歴戦を勝ち抜いた小大名。だが放っておくには恐ろしいまでの知略武勇、其れが幸村にも受け継がれている。
だがそんな才能もおくびに出さず謙虚で慎ましい処が幸村だ。あぁ、愛い奴め、幸村。
『ならば、例の高官共にも知らせてやらねばな』
『幸村が身を持って実証してくれたからな、幸村に褒美を渡さねば』
ひょいと幸村を抱き上げて己の馬に乗せ、オレも騎乗する。幸村の馬は忠実で主が騎乗せずとも附いて来る。
『ほ褒美?何故?』
困惑気味の幸村の腰を抱えてオレは馬を走らせた。気が付くと曹丕も既に馬を走らせている。
ちっ
『幸村、とりあえず着いたら、貴様の主に文を書け』
『え?』
あ、そうだった。幸村は主一筋だったけな。だが、オレが一番だ、そうだろ幸村。
『…(怒)三成…。幸村、貴様のおかげで策が嵩じる事が出来た、礼がしたい。』
『い、いえ。私は何も』
『すまぬが、少し戻りが遅くなると主に伝えよ。そして我等に少々付き合え』
『幸村と付き合っていいのはオレだけだ』
『だから貴様は黙れ、三成(怒)』
曹丕の物言いはムカついたが、幸村とまたしばらく一緒に居られるので気分は良い。
今日は言い日だ。
【終】
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